意味
蓮華蔵世界とは、レンゲに関する2つの世界のことです。
- 蓮華から出てきた世界
- 蓮華に含蔵された世界
毘盧舎那如来の願と修行によって飾られ、一種の阿弥陀浄土の極楽世界となっています。
また、大日法身の住処でもあります。
具体像
華厳経では
華厳経では十蓮華蔵世界・華蔵世界などといい、次のような様態です。
世界の最底に風輪があり、その上に香水海があり、その中に一大蓮華があります。
20重に重なる中央世界を中心に、121種の世界が網のようにめぐって、広大無辺の世界網を構成。
それぞれ宝で飾られ、仏がその中に出現して、衆生もその中に充満しています。
梵網経では
千葉の大蓮華から構成され、一つ一つの世界に百億の世界があります。
仏はその本源として華台に坐し、自身を変化させて百億の菩薩釈迦となって、各世界の菩提樹の下で法門を説きます。
この説にもとづき、千釈迦・百億小釈迦を作ったのが東大寺大仏です。
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