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飲酒

僧侶スタイル
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意味

飲酒おんじゅとは酒を飲むこと。仏教独特の読み方です。

仏教では、五戒・八戒・十戒の一つとして不飲酒戒ふおんじゅかいで禁止しています。

具足戒では九十単堕の一つとして十過ありと書いてあり、大智度論には三十五失の一つ。

これらをふまえ密教でも、僧房内での禁酒を制定しています。もっとも、治病のためなら塩酒を許可。このときは茶に副えて秘かに用いるものとしています。

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アンチ・アルコール

アンチ飲酒

酒の害についてブッダは早くから戒めていました。

各仏典にも飲食の戒律を設けています。

  • 四分律…十過失
  • 大智度論…三十五失
  • 善悪所起経…三十六失

このように酒を害悪として禁じる動向は仏教のデフォルトだったのです。

アンチ酒造

他方で、寺院や教団の経済からみると、酒造販売のメリットは大きく、この面から酒を禁じる戒経もありました。

  • 梵網戒…酷酒する事がなければ飲酒者はいないとして、酷酒罪を十重禁に
  • 飲酒戒…四十八軽戒に「生二酒過失一無量。若自身手過二酒器一與レ人飲レ酒者、五百世無レ手。何況自飲」と。

もっとも、戒律には開遮持犯の特例を設けて、病気などの揚合に飲酒を認めたことから、飲酒戒は不徹底に終わりました。

聾戒の立揚は絶封禁酒で、「迷情に隔てられて本分の大智を名づけて、自ら狂臨する、是れ飲酒なり」「見性を見得する時、般若の智明了にして無明煩悩の酒に犯されざる、是れ不飲酒戒なり」と説き、また、一心戒文には「自性露妙於二本來清浮法中一不レ生二無明一爲二不酷酒戒二」と書いています。

佛教の重覗する所は聾定疋三昧で、酒は心を散臨せしめるとともに、多くの起罪の原因として、出家在家を問はず絶対禁酒の態度で臨んできましたが、今さらムズい(^^)/

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