意味
糞掃衣とは、糞や塵のごとく捨てられたボロ布を洗って作った法衣。三衣の布材としてインドの僧団で定められていました。パーンスークーラ(Pamsu-kūla)からの音訳。
十種糞掃衣
次の10種類の糞掃衣があり、十種糞掃衣といいます。
- 塚間衣…死人を包んで墓に捨てたもの
- 出来衣…死人を包んだ衣を施されたもの
- 無主衣(往還衣)…所有者の無いもの
- 土衣…棄てられたボロ布
- 鼠噛衣…鼠の噛んだもの
- 牛嚼衣…ウシノカミを蒸して捨てたもの
- 火焼衣…焼けた布
- 月水衣…月経に使った布
- 産婦衣…お産に使った布
- 神廟衣…神廟中に捨て置かれた布
など。
数え方は律典により異なります。
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