意味
倶利迦羅龍王とは龍王の一つで、不動明王の智剣が変じた化身。
- 音写:古力迦・矩里迦・句律迦(Kulikaから)
- 訳語:黒龍・尊勅
キャリア
倶利迦羅龍王経の記すエピソードによると、不動明王と外道とがともに智火の剣に変じて争い、明王は倶利迦羅大龍となって、外道を呑もうとして従えました。
形姿
矩里迦龍王像法によると、金色の蛇の形をしていて、雷電の勢いを示し、如意宝珠をつかみ、火焰をまとっています。
また、四足で剣を取り巻きます。頭上に一角、背に鋭い7本の針があって、剣上に阿字を書いています。
不動明王の剣は外道、龍は明王の象徴ともいい、また四足を四大明王に擬しています。
文化財
大阪市福島区海老江6丁目4−2。
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