智拳印とは
智拳印とは印相の一つ。
金剛界一印会の大日如来が結び、独一法身の印です。
梵語で「Jñāna musti mudra」。
結び方
両手とも金剛拳を結び、左手の頭指を立てて右手の拳の中へ入れます。
そのとき、右挙の小指で左の頭指の第一節を握り、右の頭指の頭を右の大指の第一節に柱え着けます。
意味
この印には、
- 理智不二
- 生仏一如
- 迷悟一体
などの意味があります。
また、左手は衆生で、右手は仏の意味。両方で煩悩即菩薩の妙理を示します。
- 左:衆生の五大の身
- 右:五智五仏の宝冠にして、衆生に宝冠を被らせる
別称
- 大智拳印
- 金剛拳印
- 大日法界印
- 菩提最上契菩提引導第一智印
- 能滅無明黒暗印
- 毘盧遮那如来大妙智印
- 引導無上菩提第一智印
- 能滅無明黑暗大光明印
- 大毘盧遮那如来無量福寿大妙智印
など。
大阪市指定文化財
木造大日如来坐像
- 分野/部門:有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕
- 所有者:浄土宗専念寺(大阪市東淀川区)
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