肉食妻帯 | 仏寺めぐり大阪

意味

肉食妻帯にくじきさいたいとは鳥・獣・魚などの肉を食し、また妻をもつこと。

肉食妻帯は、むかしの在家僧侶の姿であり、出家はその逆でした。

ただし、浄土真宗では宗祖以来、出家の伝統を捨てて在家の姿をもって宗風とし、肉食妻帯を認めてきました。

ほかの宗旨では住民の引越しが寺院の移転に連動していたのに対し、浄土真宗では引越し先の寺院に檀家がしたがうシステムだったからです。

日本近代化によって、ほかの宗旨でも妻帯（婚姻）を許すようになりました。

肉食妻帯の契機になった法令は、1872年4月25日の太政官布告133号「自今、僧侶肉食妻帯畜髪等可為勝手事」です。

これには、ヘアスタイルの自由化や法事以外での服装の自由化も挙げられています。

近代化においても、僧侶と芸者の関係は広く、よく新聞の小ネタになってきました。

これには次の要因が挙げられます。

今では僧侶とキャバ嬢といったところでしょうか。