概要
阿輪迦樹とは、サラカ属の植物で、仏教の三大聖樹の一つ。
この木の下で、釈迦が誕生しました。
阿輪迦はアショカ(aśoka)からの音写で、学名は「Saraca Asoca」。
訳語はいろいろ。アソカ、阿叔迦、阿舒伽、阿輪柯、無憂華、無憂樹。
花弁は鮮かな赤色で人目をよくひきます。インド文学に頻出で、瑞兆を現わします。
エピソード
釈迦の生母マヤ夫人(摩耶婦人)が出産のために生家に帰る途中、ルンビニ(藍毘尼)園のこの樹の下で釈迦を出産。
この出産が安産だったので、無憂樹の名が生じました。
ヴリクシャ(畢利、菩提樹)と同一視されますが、間違いです。
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