浄土真宗鞍作寺(大阪市平野区)
- 宗旨:浄土真宗
- 宗派:浄土真宗本願寺派
- 山号:
- 院号:
- 寺号:鞍作寺
- よみ:あんさくじ
- 組名:川北組
- 所在地:大阪市平野区加美鞍作2-7-21
このお寺の壁には外からでも拝める南鞍作地蔵尊があります。
また、東へ少し離れたところには南鞍作不動尊も。
大阪市顕彰史跡第181号(鞍作廃寺)
鞍作寺は鞍作廢寺(鞍作廃寺)として、大阪市顕彰史跡第181号に指定されています。
掲示されているプレートを転記いたします。
鞍作の地は、古代の豪族・鞍作氏が居住していた地域といわれている。古瓦の出土から、この地に飛鳥時代に建立された鞍作氏の氏寺(鞍作廃寺)があったと考えられている。現在の鞍作寺の境内には礎石も残る。(平野区加美鞍作2丁目)大阪市教育委員会
もう一つ。
鞍作廃寺は、日本最初の尼僧といわれる善信尼が開いた寺院である。善信尼は、渡来系氏族とされる鞍作氏の出身で、奈良県明日香村にある法興寺(飛島寺)の大仏を制作したことで知られる仏師・鞍作止利は甥にあたる。寺跡のある地は、旧国名では河内国渋川郡に属しており、もとは物部氏の領するところであったが、崇仏・排仏を巡る抗争で同氏が敗れたため、四天王寺領となり、鞍作廃寺が建立されることとなった。現在の鞍作寺内から、白期(7世紀後半)の軒丸瓦や巨大な石などが出土しており、この地に古代寺院があったことは確実である。
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