大阪市における唯一の菖蒲園〜城北菖蒲園
園内の掲示板から引用します。
城北菖蒲園の沿革
城北菖蒲園は、城北公園内の北東に位置し、面積約1.3ha を誇る大阪市唯一の花菖蒲園です。昭和9年に淀川の廃河川敷に城北公園が開設され、 この場所には貸農園や昆虫館が設置されていました。その後、市民の要望によって花菖蒲園の計画が持ち上がり、昭和36年より工事を実施し、 昭和39年5月花菖蒲園が開園しました。 さらに昭和49年には、 花菖園の拡張と内容のさらなる充実を行い、 現在に至っています。城北菖蒲園内プレート
城北菖蒲園の花菖蒲について
面積約 1.3ha の敷地内に 「江戸系」「肥後系」・「伊勢系」の3系統を中心に、約250品種、約13,000を栽培しています。
これらの花菖蒲は、昭和39年の開国にあたり名古屋の鶴舞公園や東京の明治神宮から株分けをしていただ くなどのご協力をいただき、多くの品種株数を取りそろえることができました。城北菖蒲園内プレート
江戸系
- 江戸地方で収集・改良されてきた品種
- 花色豊か
- 群生美を楽しむ
- 一般的に高性
肥後系
- 肥後地方で改良された品種
- 花は大輪で雄大、花弁が豊かに重なり合う
- ここの草姿・花容を楽しむ
- 草丈は低め
伊勢系
- 伊勢松阪地方で改良されてきた品種
- 花弁は薄く、柔らかく垂れ、ちりめん地
- 優雅で清楚な趣がある
- 草丈は低めで花茎と刃がほぼ同じ高さ